ドン底から自由への道〜その3〜


※この記事はストーリー形式になっています。

このページは「第三話」です。

 

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社長の質問に対して、僕はそう答えた。

 

その答えに辿り着くまでに、なんと2時間もかかった。

 

人は、本当の欲求が見えていないことがある。

 

それは、意外と多くの人に見られる傾向だ。

 

最初、社長は僕に、こう質問した。..

 

「君はこの先、どうなりたいの??」

 

その質問に対して僕は、なんとも格好つけた

誰かの請負いのような理想を解答した。..

 

「自分の才能を生かして、社会貢献したいです。

それで、きちんとお金を稼いで、親孝行もして

好きな彼女にプレゼントもしてあげたりして、

将来の自分の子供に尊敬される様な親になりたいです!」

 

...今考えると、何も考えていないただの格好付けだった。

 

その後、社長とこのような会話をした記憶がある。

 

社長

「そうなんだね。それらが欲しいのは、何故?」

 

「...え、何故?と言われましても..。欲しいからです(汗)..」

 

社長

「..いいかい?もし君が心の底からそれを欲求してるなら、実際は既に手に入ってるか、もしくは順調にそのゴールに向かって進んでいるはずなんだ。人は本来、欲しいと思ったものにはそれくらいのエネルギーが湧き出る。例えば、夜遅い時間、例え眠たくても、大好きな異性にすぐに会いたい!と言われたら、なんとしても会いにいく感じ?湧き出てくるエネルギー。わかる?(笑)」

 

「あ、わかりやすいです(笑)」

 

社長

「だよね(笑)でね、何かを欲した時、今それが手に入ってないか、もしくは順調に手に入る方向で進んでいないなら、本気でそれを欲しいとは思っていない、っていうことになるんだ。」

 

「..え..いや、本当に欲しいと思ってますよ!!」

 

社長

「そう、それは思考レベルの話。俺がしてるのは「本心」の話」

 

「難しい」

 

社長

「いいかい?人には2つの意識がある。それは、表面意識潜在意識だ。君が考えているその欲しいって感覚は、表面意識での話。俺がしてる本心っていうのは、潜在意識の話ね」

 

「初めて聞きました」

 

社長

「表面意識っていうのは、意識全体の3%〜10%程度しかない部分。で、潜在意識っていう、いわゆる本心の部分っていうのは、90%〜97%もの領域なんだ。この凄さ、わかるかな?

 

「凄い。じゃあいくら頭で何かをしようと思っても、それが本心じゃないなら出来ないってことですね?」

 

社長

「飲み込み早いね。その通り。つまり、禁煙したいけど出来ない。ダイエットしたいけど出来ない。これは全て、この部分が影響してるんだ」

 

「凄いですね」

 

社長

「じゃあ改めて考えてみよう。どうしてさっき挙げたものが欲しいの?..えっと、才能を生かす仕事、社会貢献..親孝行とかってやつね」

 

...

 

「はい。えっと、だってですね、才能を生かした方がいいと思うし、社会貢献もしたいし、親孝行もしたいです。」

 

社長

「うん、だからその奥ね。どうしてそれがいいと感じるの?なぜ?の部分。じゃあ親孝行に絞ってみよう。どうして親孝行したいの?」

 

「やっぱり自分の親ですし、感謝を表さないまま先に死なれても、凄く悲しいですし後悔しそうですし..」

 

社長

「いいね。そこだよ。今、親孝行したい理由は「自分が悲しいから、後悔しそうだから」と言ったよね?」

 

「え、確かにいいました。」

 

社長

「そう、そういう風に掘り下げるんだ。こういう部分をきちんとすることがとっても大切なんだ。まず、親孝行の部分。..逆に出来ないとどうなるの?」

 

※ここで「出来ないとどうなるか?」恐怖のシナリオを見に行く。 

 

「親孝行できないで先に死なれたら..凄く後悔しそうです。今までかなり迷惑かけたし、反抗もしてきました。まともに感謝を伝えたこともないので、死ぬまで罪悪感にかられてしまいそうな気さえします」

 

社長

「うん。じゃあ逆に、親孝行って、どんな事がしたいの?」

 

※ここで「出来たらどうなるか?」喜びのシナリオを見に行く。 

 

「旅行に連れていってあげたいです。うちの親父、仕事人間で忙しいんです。だから、母ちゃんが俺にたまに愚痴るんです。新婚旅行以外で海外に行ったことがない、1泊2日が限界で、もっと色んな所に行ってみたいのに..て。だから、そうですね..ハワイ、グアム、日本だと北海道とか、沖縄とかも!!

 

社長

「いいね。それが実現したら、どんな気持ちになりそう?」

 

「清々しいです。達成感もあると思います。あと、自分に胸を張れると思います。」

 

社長

「うんうん。どうだい?漠然と親孝行したいってだけではなくて、きちんと本当に感じたい欲求を感じてみた事で、何か変わった??」

 

「はい、なんか視界がハッキリして、ワクワクしてきました!」

 

社長

「理由なんてそんなもんでいいんだ。..いいかい?人はね「なぜ?」に動くんだ。それは他人も自分も同じ。逆に言えば、「なぜそれをするのか?」が解らない状態で何かをしようと思っても、本当の力なんて出ないんだよ。

 

「なるほど、確かにそうです。..あ、これも同じですよね?例えば僕は、どうして勉強をするのか?がわからなかったから、学生時代、勉強したいって思えないで来ました(笑)」

 

社長

「そうそう。まさにそれ。同時にその「なぜ?」という部分は、必ず自分の為である必要もある。ここが間違いやすい。日本人は、「世のため人の為に尽くす」ことを美徳として育てられた部分がある。テレビ、映画、小説、あらゆるものを使ってね。だから。どうしても他人のレールに沿って生きてしまいがちだ。..

 

でも、それでは本当の力がでないんだ。本来、生き物である僕達人間は、自分の生命維持、そして自分の子孫繁栄の為に生きてこそ自然なのに、あたかも他人に尽くすことこそが美しいかの様に刷り込まれてしまってる。

 

これは、ある意味では奴隷を量産する為の支配的な教育なんだ。だから、豊かに自由に生きて行きたいなら、その縛りを捨てる必要がある。その上で、社会貢献すら、自分の為にするんだって思う必要がある。他人にするプレゼントですら、自分の為にするんだって、意識を変える必要がある。..何故かわかるかい?

 

「え、社会貢献って、社会の為にすることですよね?プレゼントだって、相手の為にするものですよね?」

 

社長

「じゃあ聞くけど、社会の為にした行為に、ありがとうも言われず、逆に恩を仇で返される様なことになったら、どう感じる?」

 

「いや、それは悲しいし、こんなに良くしてやったのに、なんなんだ!!と腹が立ちます」

 

社長

「うん。あと例えば、恋人にプレゼント。。プレゼントしてあげたのに、こんなの欲しくない!!とか、センスない!とか言われたり、ありがとうの言葉も言われなかったら、どう感じる?」

 

「いやー腹立たしいですね(笑)」

 

社長

「敢えて聞くけど、なんで?」

 

「そりゃ、忙しい中で彼女の為にこんなにしてやったのに!!って」

 

社長

「だよね。じゃあ逆にどうだろう?..社会貢献も、恋人へのプレゼントも、"自分の為にするんだ"って考えたら?自分がもっともっと、より住みやすい社会にしたいから、自分がもっともっと恋人と良好な関係を続け、好感を持ってもらいたいから、だから俺が勝手に社会や相手に良くしてるだけだし..そう考えたら?」

 

「確かにそうなれば、見返りがなくっても、自分が勝手にしてることなので、気にしない様になりそうですね。ただ、難しそうです(笑)できるかわからないですね(笑)」

 

社長

「すぐに出来なくてもいいんだ。それでも、まずはそういう考えもあると知ることが大事だ。その時、どんな考えを持つことが自分の幸せに繋がるのかを見極めて、考え方を変える必要を感じたなら、日々の中で意識して、少しづつシフトしていけばいいんだ」

 

「なるほどですね。」

 

社長

「そう。ある意味では当然のことなんだけど、「全ては自分の為」この考え方を持ちなさい。抱く願望も自分の為、何かの行動に出る時も自分の為、そして、結果には全て自分で責任を持つんだ」

 

「なんだか、今までに無い考え方で、かなり刺激になりました」

 

社長

「知るってことは誰でも出来る。ただ、出来る様になるには時間も必要だし努力も必要だ。知ってる事と出来ててる事には、天と地ほどの差がある。」

 

「はい、できる様になる為、努力します!」

 

社長

「出来る様になったら、どんな未来が待ってるだろうか?」

 

「なんか、ブレないっていうか、迷わない自分っていうか。..あと、プレゼントも自分の為にするって素敵です!だって、俺がこれを上げたかったんだから!て。そういう人になりたいです。」

 

社長

「OK。今までの話を踏まえた上で、君が本当に欲しいものは何だと感じる?」

 

「僕、幸せになりたいです。で、何があれば幸せなのかな?て思うと、健康な身体と、ストレスのないお金と、あと、彼女と結婚して幸せな家庭を作って、子供を生育てたい。それで、落ち着いてきたら、親孝行とかもしたいです。他は、なんかどうでもよくなっちゃいました(笑)」

 

社長

「そっか。まあ、それをひとまずのゴールにしてみれば?

ちなみに、結婚して子供を育てるなら、月収でいくらくらい必要かな?」

 

「30万とかかな..。」

 

社長

「なんで30万?具体的にどこにいくら使うの?

 

あ、みんなそれくらいかなって。。

詳しくなんて考えてもみなかったです。

 

社長

「じゃあ、それを明日までに考えておいて。なるべく具体的に。」

 

「わかりました!」

 

社長

「今日はこれくらいにして、明日はお金の話をしよう」

 

「ありがとうございます!!!よろしくお願いします!」

 

 

続く、

 

▶︎第四話:成功者の変態的な世界観

 

 

▼この記事のまとめ


①他人や周囲の期待に応えるのではなく、自分の欲求をきちんと見つめよう。

 

②人は「なぜ?」に動く。どうしてそれをするのか?具体的に明確にしよう。

 

③何かをしようと思う時、できない時の恐怖のシナリオと、出来た後の喜びのシナリオの両方を直視する。 

 

④全て「自分の為にしているんだ」という考え方を持てば不平や不満は出ない。


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コメント: 5
  • #1

    岡 昂瑠 (土曜日, 19 12月 2015 13:20)

    『すべては自分のため』
    このマインドセット大事にします。

    小林さんの文章、本当にスッと入ってきます。何度も繰り返し読んで自分のものにします。

    ありがとうございますm(_ _)m

  • #2

    三島 (土曜日, 19 12月 2015 17:17)

    外的要因よりもまず自分を見つめ自分の欲求を見つめることが大切なのだと改めて感じました。
    第四話も楽しみにしています。

  • #3

    小林知央 (土曜日, 19 12月 2015 20:53)

    岡 昂瑠さん>>

    『すべては自分のため』

    少しの違いなんですけどね、
    その少しが人生単位で変わってきます。

    僕も、何十年も残しておける様な内容を
    心がけて丁寧に書いていきますね^^

  • #4

    小林知央 (土曜日, 19 12月 2015 20:55)

    三島さま>>

    そうですね!内面と向き合うことで、最適なサイズの外的要因が自然と引き寄せられてくると感じています。

    第四話も楽しく書いていきますね!

  • #5

    半次郎222 (金曜日, 17 8月 2018 16:04)

    はじめまして。ユーチューブで知りここにたどり着きました。周りの人にすることも自分のためということが心に響きました。周りへの対応も自分へ対応するように行うことだと思いました。勉強になります。いい話ありがとうございます。