ドン底から自由への道〜その8〜


※この記事はストーリー形式になっています。

このページは「第八話」です。

 

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この数ヶ月の間で、僕の人生は激変しました。

 

27年間音楽ばかりしていたヒキコモリが

人生を豊かなものにする知識や知恵を求め、

毎日毎日、貪欲に勉強しはじめたのです。

 

今までであれば、

 

『勉強=つまらない・退屈なもの』

そういう図式で捉えていました。

 

でも今は、

 

『勉強=可能性を拡げる楽しいもの』

という風に180度変わったのです。

 

そして、僕は音楽を探求する人生を辞めて

全く新しい人生を歩む決断をしたのです。

 

この頃、僕の最初のメンターの中山さんが

ご自身のメンターを紹介して下さいました。

 

僕は彼の名前も年齢も知りませんでしたが、

周囲の人は彼を『代表』と呼んでいました。

 

だから僕も、彼のことを代表と呼びました。

 

前回、彼から宿題が出されて一週間、

今日は代表と会う二回目の日だった。

 

『しばらく金の亡者になりなさい』

『ビジネスのアイディアを考えてきなさい』

 

これが彼が僕に出した宿題でした。

...

この一週間、この2つを意識したものの、

僕は全くこの課題を進められていなかった。

 

『金の亡者になる』..

 

これを思った時、僕は自分が嫌なヤツになり、

周囲の人に嫌われていく自分をイメージした。

 

また、自分に何が出来るかもわからないし、

ビジネスアイディアを考えても出てこない..。

 

それでも諦めずネットで「起業」と検索したり

街を見渡したり、テレビや雑誌なども見たけど、

考えられる商品やサービスは既に存在してる。

 

『もう起業するスペースなんて、ないのでは?』

 

そんな風に感じ、半ば諦めが入っていた。

 

それでも時間は過ぎ、約束の日になった。

 

僕は、代表にガッカリされる覚悟をして

時間通り、指定された場所に会いにいった。

 

...

 

代表

「一週間、どうでしたか?」

 

「それが全然進まず、何も出せませんでした」

 

代表

「一週間で感じたことを、何でも良いので話して下さい」

 

...

 

僕は、思っていること、感じていることを全て話した。

 

『金の亡者になる』..そうなると、

自分が嫌われるんじゃないか?

 

ネットで色々と検索したり、街を見渡したり、

テレビや雑誌なども見たけど、考えられる

商品やサービスは既に存在してる。

 

『もう起業するスペースなんて、ないのでは?』

 

そんなことを代表に話したのだった。

...

代表

「そうでしたか。私も、最初からあなたがビジネスのアイディアを出せるなどとは思っていませんよ。しかし、この一週間という時間であなたが感じたこと、してきたことは意味があることです。その辺を踏まえて、少し会話をしましょう」

 

「はい!ぜひお願いします。」

 

代表

「まず、金の亡者になったら嫌われると言いましたね?どうしてですか?」

 

「それは、お金の亡者は、人に嫌われるからです」

 

代表

「どうして嫌われるのだと思いますか?」

 

「それは、いくら儲かったとか、売り上げがいくらだとか、お金のことばかり考えている人は僕でも嫌いですし、かなり格好悪いですから」

 

代表

「では、儲けることばかり考えている人は悪人だという感じですか?」

 

「はい、なんか人を騙してるようで悪い人っぽいと、僕はそう感じます」

 

代表

「質問ですが、どうすればお金を儲けられますか?」

 

「え、どうやるんでしょう。。..わかってたらもうやってるのですが,,」

 

代表

「では、お金を払うのは誰ですか?」

 

「え、それは、お客さんですよね」

 

代表

「では、大量のお客さんにお金を払ってもらった人が、お金持ちになれることは異論ないですか?」

 

「あ、はい!」

 

代表

「では今度は逆の立場で考えてみましょう。あなたがお客さんの立場である時、どんな時にお金を支払いますか?」

 

「欲しいものが手に入る時とか、必要なものだったりとか..」

 

代表

「最近だと、具体的にどんなものにお金を支払いましたか?」

 

「えっと、電子書籍ですね!」

 

代表

「電子書籍はどうして買ったのですか?」

 

「本をたくさん買いたかったのですが、本だと場所を取るので。..あとは、持ち歩く時も大変ですし。..この電子書籍は、数万冊は持ち歩けるのです!」

 

代表

「いいですね!それで、その電子書籍はいくらしましたか?」

 

「映画も見れるヤツで、4万円くらいでした。」

 

代表

「その電子書籍は、あなたのどんな悩みを解決しましたか?」

 

「えっと、本の置き場をわざわざ作らないで済むので、家にスペースが出来る。あとは、全ての本を持ち歩くことが出来るので、読みたいと思った時に読みたい本が読める。あとは、ネットの環境があればどこでも本が買えるので、かなり便利です」

 

代表

「では、その4万円を支払ったあなたは、騙された等のネガティブな感覚を抱いてますか?」

 

「いえ、全然そんなことないです。むしろ1万冊以上持ち歩けるし、映画も見れるし、かなり快適で満足していますよ!...」

 

代表

「ですよね、それで、あなたが電子書籍を購入したことで、簡単に言うと販売者に4万円の儲けがあったわけですが、儲けた販売者は悪人ですか?」

 

「いえ、そんなことないです。僕は喜んでいますし、購入者も儲かったし感謝されてるし、嬉しいだけですね!..」

 

代表

「では、お金も儲ける人がどうして悪い人なのでしょう?..今回、『金の亡者』という表現は敢えて極端な強い言い方を選んでいます。

 

しかし、お金のことばかり考えるのは悪ではありません。

 

なぜなら、お金を儲けるには、お客さんにお金を支払ってもらわないといけないからです。

 

価値のないものを、たくみな話術で買わせてお金を儲ける詐欺師などは論外ですが、まっとうにお金持ちになろうと思う場合、お客さんの悩みを解決したり、不満を見つけて満足に変えたり、そういう提供の心で世界を見渡さない限り、それは不可能なのです。」

 

「なんか凄いですね。初めての感覚です」

 

代表

「そして、このお金に対する価値観の部分を、綺麗なものに変えていかないと、お金持ちになることは難しいです。

 

なぜなら、人は誰しも、自分はいい人で居たいと思っている部分があります。

 

それをふまえ、もしあなたが、お金を儲けるのが悪いことだと思っているなら、儲ける=自分が悪い人ということになるので、無意識にお金を儲けることを拒否する様になるでしょう。

 

だから、少しづつでいいので時間をかけて、お金を儲ける=たくさん社会に貢献しているという価値観に刷りかえていって下さい。」

 

「え、それは、どうすればそれが出来るでしょうか?」

 

代表

「既に『お金儲け=社会貢献で素晴らしいことだ』という価値観で生きている人の側にいる様にすること。ミラーニューロンという脳機能があって、人は周囲の人を見るだけで、容姿、言動、価値観、在り方など全てにおいて影響を受けます。

 

なので、あなたがこうなりたいと思える人を探し、なるべく側にいる様にして下さい。

 

あとは、普段からお金持ちを見た時に素晴らしいと思う様にしたり、言葉で褒めたり、自分も社会貢献してお金持ちになると言い続けることです。

 

現実的に、時間をかけて、頭の中の情報を入れ替えていくという感じです」

 

「なるほどですね。でも、それだけで大丈夫なのでしょうか?」

 

代表

「大丈夫です。これは例えば、人は最初自転車に乗れませんよね。でも、練習してる内に乗れるようになって、一度乗れる様になったら今度はいつまでも乗れる様になりますよね?それと同じです。意識をすることと、反復すること、それで出来る様になります」

 

「凄く現実的でわかりやすいです!」

 

...

 

代表

「次に、ビジネスのアイディアですが、全く新しいものを作る必要はないです。オリジナルを作りたいと思うのは、自分が特別でありたいという、ある意味でエゴの世界かもしれません。そうではなくて、価値のあるものであれば、似ててもいいし、真似でもいい。」

 

「..でも、既にあるものの真似なら、お客さんが集まらないのでは?」

 

代表

「全く同じ場所、全く同じ商品だったら、それはそうでしょうね。ただ、場所が変われば人も変わりますし、ほんの少し変えるだけでもいいのです。

 

私が使う発想としては、例えば、足し算をする、という感覚です」

 

「足し算?ですか」

 

代表

「そうです。『混ぜる』ということです。既にあるものと既にあるものを混ぜることで、全く違う印象のものになる。例えば、最初外国から日本にアイスクリームが入ってきた時、恐らくはバニラとかがメインだったと思います。

 

でも、そこに日本の味覚を混ぜることで、抹茶アイスになったり、紫芋のアイスになったり...それだけでも、お客さんは集まるものです」

 

「ああ、そういうことか!」

 

代表

「この辺は、見渡すと本当にたくさん事例があります。意識して見渡すことは、ビジネス的な思考のトレーニングになるので、いいです。

 

私たち起業家・実業家は、常にそういう視点で世界を見ています。リードされる人ではなく、リードする人になるのです。言い方が悪い例えですが、羊ではなく、羊飼いになることが大切です。」

 

「意識してみます!」

...

代表

「あと、さっきの電子書籍の話をしていた中で、ビジネス成功のとても大切な考え方が出てきたので、振り返っておきましょう」

 

「はい!」

 

代表

「まず、『ビジネスとは?』そう聞かれた時に、私は常にこう考える様にしています。

 

ビジネスとは、顧客を理想世界へ誘導する為のもの。と。

 

お金を稼ぐ等という部分は、表面的で薄っぺらい問題です。

 

その本質は、困っている人を救い出したり、不満を感じている人を満足に導いたり、すでに満足している顧客の話を聞いてさらに高度な理想状態にお導きすること..

 

これがビジネスというものなんです。

 

なので、たくさんお金を儲けている人は、それだけ外側に貢献していることになります。

 

これを見てもわかる通り、お金を稼ぐために『自分がいかに儲けるか』そうやって考えた時点で、儲けられません。

 

そうではなくて、『相手にいかに与えられるか』..そういう思考にパラダイムシフトした時に、はじめてお金を儲けられる思考になります。」

 

「なるほど。なんか価値観がひっくり返りそうです。なんか今、感動しています」

 

代表

「感動する、ということはとても素晴らしい事ですね。補足ですが、お金を儲ける時に一番大切なのは、自分が感動した商品とかサービスを扱うということなんです。自分が感動したものは、自信を持って相手に薦められますし、その感動が顧客に伝染するものなのです」

 

「なるほど、確かに熱い人の話を聞いて、欲しくなってしまったことがあります」

 

代表

「そう、それがまさに素晴らしいセールスなのです。そして、セールスはある意味で商品よりも大切な部分になります」

 

「え、セールスが商品よりも大切??...あ、そうか!それは中山さんが似た様なこと言ってました!!」

 

代表

「彼も私の教え子ですからね(笑)..実際、そうなんです。どんなに素晴らしい商品やサービスも、セールスが駄目だと全く売れない。だから、素晴らしい商品を扱うことは大前提で、それプラス、いいセールスが出来る様になる必要がありますね」

 

「なるほど、でもなんか難しそうです」

 

代表

「大丈夫ですよ。セールスもある程度体系立てられていますから、勉強すれば上手になります」

 

「そうなのですね!」

 

代表

「そうです。それは私も教えられますし、一般的に本とかも出版されてますから。誰の本だとしても、意識をして読み取れば、ある程度は参考になりますよ」

 

「本、電子書籍を買ったので、早速セールスの本を買ってみます!」

 

代表

「一番大切なのは、あなたが大好きなことで、興味があって、ワクワクする分野の商品やサービスを扱うことですね。そうして、いい商品を扱って、いいセールスが出来る様になれば、鬼に金棒です。成功は間違いないですね」

 

「なんかワクワクしてきました!」

 

代表

「はい、ですので、ステップ1では、あなたが大好きな分野とか、現状で情熱を持っている何かを明確にする必要があります。そして、その次にセールスを学ぶことです。実践を重ねるのです」

 

「わかりました!大好きな分野を明確にする、そしてセールスを練習する、この順番ですね!本当に色々とありがとうございます!」

 

代表

「セールスは本当に最高のスキルです。例えば、あなたに大好きな分野がなかったとしても、セールスさえ上手くなれば、世の中にはいい商品やサービスが溢れているので、その商品の代理店をやれば、経済的な成功は比較的簡単なのですよ」

 

「代理店?ですか?でも、それって簡単に契約とかできないのでは?」

 

代表

「ものにもよりますが、意外と出来ますよ。だって、メーカーは商品を売りたがっていますから、売ってくれるセールスマンは重宝されます。調べれば色々と募集されているし、今はインターネットを使った代理店業でアフィリエイトもありますからね!」

 

「なるほど、なんか色々と聞きたいことが出てきます..」

 

代表

「ですが、今日はここまでにしましょう。消化不良はよくないですからね。あとで、今日の課題をメールで送りますから、次までに書き出して持ってきて下さい」

 

「はい!」

 

...

 

僕は帰宅して、代表からのメールを待つ傍ら、

『セールス』というキーワードを打ち込んで

インターネットで色々と調べはじめたのだ..。

 

時間と場所とお金の自由を手に入れるまで

あと1年4ヶ月..

 

続く、

 

 

 

▶︎第九話:最高の自分を創る『お金の授業』

 

 

 

▼この記事のまとめ


①『お金を稼ぐことは良いこと』という価値観を持とう。

 

全うにお金持ちになっている人は、それだけ他人にお金を支払ってもらっている人であり、儲けている金額の文だけ相手のことを考え、社会に貢献しているということが真実なのだ。『お金を稼ぐことは良いこと』という価値観を持とう。

 

②ビジネスアイディアはオリジナルじゃなくていい。足し算で充分いいビジネスが産まれる。

 

オリジナルのビジネスを考えようと思うと、アイディアが出てこない。だが、既存のビジネスを組み合わせることで、ありそうでなかった新しい商品が産まれる。

 

③ビジネスとは、顧客を理想の世界へ導いていく活動である。

 

お金稼ぎの本質は、困っている人を救い出したり、不満を感じている人を満足に導いたり、すでに満足している顧客の話を聞いて、さらに高度な理想状態にお導きすることである。その活動を通して、対価をいただくことがビジネスである。

 

人を巻込める様な熱い理念を打ち出し、世界をよりよい世界へ導いていこう。

 

④セールススキルは経済的成功を演出する最強のスキルである。

 

どんなに素晴らしい商品やサービスも、適切にセールスをすることで初めて売れる様になる。どんなビジネスにしろ、いいセールスが出来る様になる必要があるのだ。

 


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コメント: 6
  • #1

    岡 昂瑠 (火曜日, 29 12月 2015 23:32)

    ①言われたことは素直に実行する。
    ②関わる人を選ぶ。
    ③好きでたまらないものを商品、仕事にする。
    以上、今回の話を読んで気づいたことです。
    今まで、何度も聞かされたきたことですが、改めてインプットし自分の魂に叩き込んでいきます。
    ありがとうございました。

  • #2

    小林知央 (水曜日, 06 1月 2016 15:55)

    岡さん>>

    学びのシェアに感謝いたします。

    知ることと、出来ることって、もの凄く大きな壁があると思います。

    今年も、ともに成長していきましょう!

  • #3

    キヨタン (水曜日, 06 1月 2016 20:22)

    お金を稼ぐことは良いこと』という価値観を持つ解釈ができました。

    儲ける金額は、相手に価値を提供した証。だから『お金を稼ぐことは良いこと』という価値観を持てました。

    次に、バニラアイスの話を聞いた時に自分の中で点が線になりました。
    ビジネスアイディアにオリジナリティを追求していましたが足し算で充分いいビジネスが産まれることを知りました。

    また、ビジネスの本質は顧客を理想の世界へ導いていく活動だと知りました。
    •困っている人を救い出すこと。
    •不満を感じている人を満足に導くこと。
    •満足している顧客は、さらにハイレベルな理想状態にお導きすること。

    最後に、セールスとは、正確な売り方だとしりました。
    今迄、セールスを軽んじていましたが、私の価値がひっくり返る感覚です。

    ありがとうございます。

  • #4

    小林知央 (金曜日, 08 1月 2016 14:14)

    キヨタンさま>>
    素晴らしい学びの分ち合い、心から感謝いたします。

    応援しています!

    小林知央

  • #5

    森 浩之 (月曜日, 11 1月 2016 22:35)

    小林様

    「オリジナルを作りたいと思うのは、自分が特別でありたいという、ある意味でエゴの世界かもしれません」
    オリジナルを作りたいと思うのはエゴというのは衝撃的です。

    私は、今までもビジネスは既存のものを組み合わせればいいとは考えていましたが、それが”エゴ”というのは、目から鱗というか、思考が変わるというか”新世界”です。

    いつもながら、本当に為になります

    ありがとうございます

  • #6

    小林知央 (日曜日, 17 1月 2016 00:32)

    森 浩之さま>>

    コメントありがとうございます!

    私も当時、そう感じました。

    「オリジナルでなければ恥ずかしい」
    などとさえ思っていました。

    ですが、世界にとって、受け手にとって
    良い未来を作るアイディアであるなら
    そのアイディアは素晴らしいものですね。